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「エコキュートを修理したいけど、火災保険は使えるの?」
エコキュートは落雷や水害などの自然災害による被害や、子どもが遊んでいる最中にボールが当たってしまうなどの事故が考えられます。
結論を先に言いますと…エコキュートの修理には火災保険は使えます。
ただし、保険が適用される条件に該当しないと、使えません!
エコキュートを自宅に設置している方は、無駄な出費を払わないためにも、ぜひ参考にしてください!
本記事を最後まで読むとわかること
・火災保険の対象外となる場合はあるのか?
・火災保険の申請はどうやってするの?
エコキュートの故障は火災保険が使える
結論を先に言うと…エコキュートの故障には火災保険が使えます。
ただし…火災保険の対象が「建物」かどうかを確認してください!
エコキュートは、建物に付属した電気設備で、屋外に取り外しができない形で設置されているため、建物の補償対象となります。
そもそも、火災保険の対象は以下の3パターンです。
- 建物
- 家財
- 建物と家財
火災保険の「家財」(家電製品や家具などの補償してくれる)のみの補償だと、エコキュートが故障しても補償されませんので、くれぐれも注意してください。
補償内容は、保険証券や保険会社に問い合わせると確認できますよ。
私はエコキュートはずっと家財だと思っていましたwwww
補足ですが…ガス給湯機やエアコンなども、建物に付属しているものとして「建物」の補償に該当します。
エコキュートの故障が火災保険の対象となる事例
エコキュートの故障が火災保険で使える事例は以下のとおりです。
- 落雷による過電流によりエコキュートが損傷(落雷)
- 突然の電気的な故障によるエコキュートの損傷(落雷)
- 火災によるエコキュートの損傷(火災)
- 子どものボールが当たるエコキュートの外部からの物理的損傷(破損・汚損)
- 洪水による水害でエコキュートが水につかり損傷(水災)
- エコキュートが盗まれた(盗難)
- 強風で屋根瓦が飛んできてエコキュートにあたり損傷(風災)
- エコキュートに車がぶつかって壊れた(建物外部からの物の落下・衝突・飛来)
これらの事例に該当する場合、火災保険を利用してエコキュートの修理や交換にかかる費用を補償してもらえる確率が高いです。
ただし、以下の補償に入っていなければ、保険金は請求できません。
- 風災補償
- 水災補償
- 落雷補償(電気的・機械的事故特約)
- 破損・汚損補償(不測かつ突発的な事故)
- 盗難補償
特に破損・汚損や盗難などは、火災保険のプランや保険会社によって、任意加入となり付帯されていない場合があります。
まずは、現在加入中の火災保険の補償内容を確認してみてくださいね。
エコキュートの故障が火災保険の対象外となる事例
エコキュートの故障が火災保険の対象外となる可能性が高い事例を解説します。
対象外の事例①地震が原因のエコキュートの故障
地震が原因でエコキュートが転倒したり、配管が壊れたりした場合は、火災保険での補償対象外となります。
エコキュートに限らず、火災保険では地震による損害は補償されないので注意してください。
もし地震保険に加入しても、エコキュートの故障が補償されるのは難しいかもしれません。
地震保険は「主要構造部(軸組、基礎、壁、屋根等)の損害額が、建物の時価の3%以上ある場合に給付金が支払われる」と規定しているのが一般的です。
エコキュートは主要構造部とはいえないので、地震保険の補償は期待しない方が良いでしょう。
対象外の事例②経年劣化によるエコキュートの故障
経年劣化によるエコキュートの故障は、火災保険の補償の対象外です。
エコキュートは毎日使用する電気機器かつ、室外に設置することが多いため、常に紫外線や雨風などにさらされています。
エコキュートの耐用年数は10〜15年が一般的で、長年使用すると品質が劣化するのは当然です。
火災保険が適用できるのは予測できない事態のみで、経年劣化など予測可能な故障は火災保険は適用されません。
故障による大きな出費を避けるためには、定期的にメンテナンスをしっかり行うことをおすすめします。
メーカー保証期間を確認するのも重要です。
無料で標準付帯している保険はおよそ1〜2年間、有料で追加加入できる「延長保証」は最大10年間が保証期間となることが一般的です。
火災保険で適用されない故障も、メーカー保証なら対応してくれるかもしれません。
保証期間中であれば、まずはメーカーに問い合わせてみましょう。
対象外の事例③故意や重大な過失によるエコキュートの故障
わざとエコキュートを壊した場合は、もちろん火災保険の対象外です。
保険法にも、以下のように記載しています。
第十七条 保険者は、保険契約者又は被保険者の故意又は重大な過失によって生じた損害をてん補する責任を負わない。戦争その他の変乱によって生じた損害についても、同様とする。
2 責任保険契約(損害保険契約のうち、被保険者が損害賠償の責任を負うことによって生ずることのある損害をてん補するものをいう。以下同じ。)に関する前項の規定の適用については、同項中「故意又は重大な過失」とあるのは、「故意」とする。引用:保険法
「故意、重大な過失または法令違反によって生じた損害」により保険会社に保険金を請求することは、虚偽申告とみなされます。
虚偽申告は、保険金詐欺の罪に問われる可能性が非常に高く、最悪の場合は懲役刑が下されるでしょう。
わざとエコキュートを壊すことは絶対にやめましょうね。
対象外の事例④免責金額の設定
免責金額よりも下回る場合は、火災保険が使えません。
免責金額を上回る修理費用が発生した場合は補償されますが、損害が免責金額以下であれば保険金は支払われません。
例えば、免責金額を5万円と設定し、雹が降ってエコキュートが故障したと仮定しましょう。
修理費用が10万円であれば、免責金額である5万円を引いた5万円が保険金として支払われます。
しかし、修理費用が3万円なら、免責金額の5万円を下回るので保険金がもらえません。
免責金額を高く設定すればするほど、保険料は安くなります。
一方で、全額自己負担になってしまうリスクがあるので注意しましょう。
対象外の事例④水災補償に注意が必要
洪水や高潮でエコキュートが水没して故障した場合は、水災補償による火災保険が適用されます。
しかし、水災補償に該当するためには、以下のような支払い基準があります!
- 建物(家財)の保険価額に対して損害を30%以上受けた
- 床上浸水あるいは地盤面から45cmを超える浸水によって損害が発生した
つまり、水災によるエコキュートの故障に火災保険を使いたいなら、保険会社が決めた支払い基準を満たさなければなりません。
対象外の事例⑤火災保険の請求期間は3年
保険法により、エコキュートの損害から3年以内に火災保険を申請しないと、申請する権利を失います。
(消滅時効)
第九十五条 保険給付を請求する権利、保険料の返還を請求する権利及び第六十三条又は第九十二条に規定する保険料積立金の払戻しを請求する権利は、これらを行使することができる時から三年間行使しないときは、時効によって消滅する。
引用:保険法
自然災害が原因でエコキュートが故障しても、時間が経つと原因の特定が難しいです。
経年劣化と判断されて補償が受け取れない可能性もあります。
被害直後は大変かもしれませんが、早めに火災保険の申請をしましょう。
エコキュートの故障で補償される火災保険金はいくら?
火災保険で支払われる保険金は、「損害額-免責金額=支払われる損害保険金」です。
ただし、保険会社や加入中のプランによっては、支払われる損害保険金の上限が定められているかもしれません。
水災補償が縮小されていないか、免責金額はいくら設定しているかなど、加入中の火災保険をチェックしてみてください。
エコキュートの故障で火災保険を申請する手順
火災保険の申請手順は以下のとおりです。
①保険会社への連絡
被害が発生したら、早めに火災保険に加入している保険会社か代理店に連絡しましょう。
②被害の申告
保険会社または代理店の担当者に、発生した場所や日時、被害の状況などをできる限り詳細に伝えましょう。
③申請書類の提出
保険会社から申請書類が届きます。
指示された申請書類や証拠書類(写真や見積書など)を準備しましょう。
損害状況を正確に伝えるためにも、さまざまな角度から写真を撮ることをおすすめします。
④審査と調査
保険会社が申請書類や提出された情報を審査し、実際の被害状況を調査します。
必要に応じて保険会社からの調査員が現場を訪れる場合もありますよ。
⑤補償の決定
審査と調査が完了した後、保険会社が火災保険が適用されるかどうかの決定を行います。
⑥保険金の受け取り
保険会社からおよそ30日程度で、保険金が登録口座か指定口座に振り込まれるのが一般的です。
損害が発生したら早めに保険会社に連絡し、必要な手続きを進めましょう。
保険金申請かかる時間や手間を省き、自分で申請する場合より多くの保険金が貰える方法を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください!
まとめ
エコキュートの故障による修理費用は、火災保険が適用されます。
ただし、火災保険の契約内容によっては、保険金が請求できないかもしれません。
まずは、加入中の火災保険の補償内容を確認してみてください。
火災保険を賢く活用して、無駄な出費を減らしましょう。
火災保険の更新を迎える方!
今と同じ補償内容だと、保険料が高くなりますよ。
なぜなら…
2024年秋に火災保険料が最大13%値上げ決定
2024年に保険料が13%超値上げすることが決定しました。
毎年の火災保険料が50,000万円と仮定すると、6,500円の値上げです…
今後も円安や住宅部材の高騰により、保険料の値上がりは避けられません。
保険料を抑えたいなら、火災保険の見直しは必須です!
保険を見直すだけで、最大で10万円も保険料が安くなった方もいます。
保険料が安くて、補償内容や会社の信用度、顧客満足度にも妥協したくないなら、多くの保険会社に対して見積もりを依頼しましょう。
「色々な保険会社に問い合わせるのは面倒だな…」
一社ずつ見積もりを取るのは、膨大な時間と手間がかかってしまいます。
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