自動車工場で働く期間工が底辺な3つの理由

2ちゃんねるやSNSといったネット界隈でもたびたび話題になる「期間工は底辺なのか?」という問題。

 

「期間工で働くなんて底辺だろ」「いやいや、この職業だってひどいぞ」という押し問答がひたすら繰り返されることが多いですよね。

 

私は実際に期間工として働いたことがあります。その経験上、期間工が働いている環境は確かに底辺なのかもしれません。でも、期間工には人生を一発逆転できるようなチャンスも残っています。

 

今回は実際に期間工として働いた現場から見た率直な意見を書いてみたいと思います。

単調労働の繰り返し仕事は底辺臭が半端ない

私は「期間工や派遣社員だけに限らず工場でライン作業をして働いている全員が底辺」という感想をもっています。

これはライン作業があまりにも単純作業の繰り返しだから。

 

別に工場で働いている派遣社員や期間従業員だけに限らず、ライン作業や工場などで働いている正社員や課長、部長といった役職を持っている人全員をみてもそう感じます。

毎日同じ作業の繰り返しというのは、精神的におかしくなってくるんですよね。

正直奴隷のように見えてきます。

 

私が実際に現場で見てきた正社員は、自動車のパーツを取り付けてネジを締める、外観のチェックをして、トルクをかけてネジをまた締める……の繰り返しという単純作業。

その横で期間従業員である私はフレームをセットしてボタン押して、歩いてフレームとってセットして……を繰り返しているんです。

 

1日2時間を4、5セット1週間毎日やっているわけですから、正直「バカみたいだな」と思ってしまいます。

 

短い人生という中で貴重な時間を、正直言って中学生や小学生でもできる単純作業に費やしている間、職場にもよるかもしれませんがオフィスワーカーはコーヒー飲みながら、専門性も高い業務をやっている……。

そういった恵まれた環境で働く人たちと比べてしまうと「なんで私はこんな『きつい・きたない・危険』な工場で毎日を消耗しているんだろう」と思う事もあります。

単純作業だからこそ、気持ちに余裕が出てきてしまって余計なことを考えてしまう。

ちょっとネガティブな事を考えながら毎日黙々と単純作業をやっています。

 

正直「もっと勉強して正社員になっておけばよかった」というのが現役の期間従業員である私が思う感想です。

正社員でも同じように自動車工場のライン作業だったら意味がないので、オフィスワークといった仕事をしたいですね。

(一般的な仕事をしている人でも、毎日満員電車で通勤してさらに単純作業をやっているという場合だってあると思います。だからこれは私の愚痴なのかもしれません)

 

期間工の現場にやばいやつは案外少なめ

期間工として自動車工場で働いている人ってどういう人が多いと思いますか?

正直いうと、私も働く前は期間工って漫画の「ウシジマくん」に出てきそうなヤバい風貌をした人や、ヤンキー上がりでジャージ着て威張ってる人っていうイメージが強かったです。

一緒に働けるのかなとか仕事やっていけるかなという不安が漠然とありました。

 

ですが、実際に期間従業員として現場で働いていると、割と渋谷や池袋を歩いているそこらへんでよく見る普通の成人男性が多くて驚きます。

逆にヤンキーみたいな風貌の人のほうが少ないです。

 

期間工として働いていたって、プライベートはかなり普通。

 

  • 友達と旅行
  • 仕事終わりにご飯
  • おしゃれな美容院に行く
  • 買い物に行く

 

こんな人たちが大勢働いています。大学生だって似たような生活を送っていますよね。

 

もちろんパチンコや競馬といったギャンブルに給料のほとんどを注ぎ込んでいる人や、借金を抱えていて返済目的のためにお金を稼ぎにきてる期間工ももちろんいます。

 

でも実際そういった背景が目に見えていないだけで、一般的な仕事でも似たような境遇の人が働いていますよね?

 

現代の日本は、高校や大学を卒業したらどこかの会社で正社員として働くのが当たり前。という考えがまだ強く残っています。実際にそういう選択をする人が圧倒的に多数だと思います。

だから、正社員という道を放棄して、誰にでもできる単純作業の繰り返しである期間工という仕事を選んだせいで、2ちゃんねるなどで「期間工は底辺だ!」なんて声が減らないんだと個人的には思っています。

 

20代や30代という中途半端な年齢にもなって、何のスキルも学力も必要がないライン作業をやっていたら悪口を言われても当然なのかもしれません。

家で引きこもっているよりはいいと思うのですが。

 

もちろんその悪口は2ちゃんねる内で同じ期間工同士が言い合ってるたりするんですけどね。

 

 

期間工を美化する人は現場の現実を知らない

私は「期間工」や「期間従業員」というキーワードで色々なブログや情報を見ているとこんな意見があり驚きました。

  • 期間工が居なければ現場は回らない
  • 豪華でデザインチックな求人応募ページ
  • ウキウキの新生活がスタート

 

期間工って全然底辺じゃない!華やかできれいな環境で働けるんじゃないかと思ってしまいそうな美化された文句たちです。

 

でも実際の期間工の働く現場はそんなに華やかな環境ではありません。

 

  • 現場は結構汚い事が多い
  • 保護具はボロボロで意味を成しているのか不安
  • 作業は単純だけどきついものが多い
  • 1ヶ月もすれば毎日が単調の繰り返しすぎて鬱っぽくなる

 

なにより気苦労が多いです。ライン作業とはいっても多少は人との関わる必要があります。

でも働く人によっては同世代の友達が多いから毎日楽しかったり、いろいろなことが学べると考えている人もいると思います。それも間違っていません。

 

期間工を選ぶ人は割と似ている境遇の人が多いので、よく仕事帰りに一緒に飲みに行ってる事もあります。

 

ただ、やはり期間工の職場は決して良い環境ではないです。あまりにも期間従業員を美化する言葉はあまり信じない方が良いと思います。

まとめ

結局のところ、期間工のメリットは稼げるところです。

 

以前調べたときに期間工に関係する興味深い資料を見つけました。

それは2017年の年齢別平均年収です。

 

私はそれを見てかなり驚きました。

思っていたより世間の年収って低いんだな、期間工のほうが全然稼いでいるんじゃないか……と感じました。

  • 20歳:277万円
  • 25歳:342万円
  • 29歳:402万円
  • 33歳:452万円
  • 39歳:501万円

 

期間工の年収は380万円~500万円くらいです。平均すると430万円くらいでしょう。

 

そう考えたら、31歳くらいの方の平均年収と同じくらいの額を、1年目から受ける事ができるってかなり驚きませんか?

実際には期間工の現場には高卒だったり、ニート上がりのフリーターが働いているんですよ?

 

確かに、やってる仕事は底辺かもしれません。でも、「給料」は驚くほど高収入なので、稼ぐことが目的なら期間工は決して悪くくない仕事だと思います。

 

 

ただし、正直な話ですが、期間工は何十年も働き続けるような類の仕事ではありません。

なので、おすすめの方法は、短期で期間工(長くても3年)として働いて、お金を貯めるという事。

 

作業や移住環境は底辺だと感じるかもしれませんが、底辺な行い(パチンコや競馬)をしなければおのずとお金も半年から1年で200万円くらい貯まってきます。

貯金ができたら期間工を辞めて新しく正社員としての仕事を探す。それがベストだと思います。

 

もしあなたが人生這い上がることができるような一発逆転のチャンスを探しているなら、ぜひ期間工の仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。